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福井県陶芸館 常設展
常設展示
2020年1月4日(土)〜
中世から近代までの越前焼の歴史の他に、やきものの表面に刻まれた刻文や色とりどりの釉薬製品など様々なコーナーを設けて越前焼の魅力をご紹介しています。
また、越前焼以外にも、他産地の製品や、現代陶芸の作品、陶彫も並び、多方面から楽しめる展示となっております!
是非とも新しくなった陶芸館の展示をご覧ください。
時間 : 午前9時〜午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 福井県陶芸館 300円
スペシャルパスポート(福井県陶芸館・越前古窯博物館+呈茶) 1,000円
共通入館券(福井県陶芸館・越前古窯博物館) 500円
高校生以下および70歳以上の方、
障害者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
越前古窯博物館 コレクション展
第8回 水野コレクション写真展「水野先生と狛犬」
2020年1月11日(土)〜2月9日(日)
越前古窯博物館の企画展示室において、第8回水野コレクション写真展「水野先生と狛犬」を開催いたします。
越前古窯研究の第一人者である水野九右衛門先生は能面や石造物に至るまで、幅広い分野の調査を行っていました。今回は、猿投古窯や陶磁器製狛犬の研究で知られる本多静雄氏のコレクションを水野古陶磁館で展示した時の写真を中心に展示します。
水野先生のまた違った一面に触れてみてください。
時間 : 午前9時〜午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 越前古窯博物館 300円
スペシャルパスポート(福井県陶芸館・越前古窯博物館+呈茶) 1,000円
共通入館券(福井県陶芸館・越前古窯博物館) 500円
高校生以下および70歳以上の方、
障害者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
場所 : 越前古窯博物館 2階 企画展示室
福井県陶芸館 秋季企画展
うつわドラマチック展
2019年10月5日(土)~12月22日(日)
やきものの”うつわ”は世界各地でつくられ暮らしの中で用いられていますが、現代の陶芸においては用途を離れやきものの美を表現するテーマのひとつになっています。
本展では国内外の陶芸家たちが生み出した“うつわ”を展示します。”うつわ”の中にドラマチックに映し出された、美の競演をご覧ください。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般800円 高校生以下および70歳以上300円 未就学児無料
場所 : 福井県陶芸館 1階常設展示室・2階企画展示室
■関連企画
ギャラリートーク(入館券が必要です)
11月16日(土) 企画者によるスペシャルトーク
時 間:14時から1時間程度
会 場:越前古窯博物館 天心堂
講 師:三浦弘子(滋賀県立陶芸の森専門学芸員)
聞き手:当館学芸員
うつわドラマチック展図録
本展の図録をショップにて販売します。
ぜひお手にとってご覧下さい。
価格:1,600円
越前古窯博物館 2019年コレクション展
第7回 水野コレクション写真展「水野先生と旅行」
2019年7月13日(土)〜8月31日(土)
越前古窯博物館の企画展示室において、第7回水野コレクション写真展「水野先生と旅行」を開催いたします。
越前古窯研究の第一人者である水野九右衛門先生が撮影された写真・フィルム資料から、今回は水野先生が中国や韓国などの海外や、沖縄や北海道などの国内旅行で撮影された写真の一部を展示しております。
さらに水野先生の愛用品も、併せて展示しております。研究者であられる水野先生のまた違った一面に、触れてみてください。
時間 : 午前9時〜午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 越前古窯博物館 300円
スペシャルパスポート(福井県陶芸館・越前古窯博物館+呈茶) 1,000円
共通入館券(福井県陶芸館・越前古窯博物館) 500円
高校生以下および70歳以上の方、
障害者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
場所 : 越前古窯博物館 2階 企画展示室
やきものの仏さん
― 没後20年清水公照の泥仏 ―
2019年4月27日(土)~6月2日(日)
清水公照師(1911-1999)は東大寺大仏殿「昭和の大修理」の総指揮を執った高僧です。
没後20年の節目を迎えた本年に、陶磁器製の仏像「泥仏(どろぼとけ)」に焦点をあてた展示を開催します。
公照師は子どもの粘土遊びに触発されて泥仏の制作を始めたとされ、全国の窯元を訪問して泥仏を制作しました。合作者には人間国宝などの豪華な顔ぶれが並びます。
本展示では、公照師が各地で合作した泥仏と、越前町での滞在を記録した絵日記を展示します。越前町の木村盛和氏と合作した泥仏の里帰り展示も見どころです。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般800円、高校生以下・70歳以上300円、未就学児無料
場所 : 福井県陶芸館 資料館 企画展示室
福井県陶芸館2019年テーマ展
小曽原、土管屋さんがいた時代
2019年2月1日(金)~3月24日(日)
丹生郡越前町小曽原は、つぼやかめなどが有名な
やきものの生産地ですが、それだけではありません。
あまり知られていませんが、近現代には土管も生産
していました。小曽原で作られた土管の、誕生から
約100年間の歴史をご紹介します。
土管とは、やきものでできた排水管のことです。
小曽原では、明治の初めから昭和50年代まで、多い時で
年間約100万本もの土管を生産していました。
しかし、コンクリートや塩化ビニールの新素材によって
徐々に生産量が減り、現在は生産していません。
大甕などと同じように、粘土を積み上げる手作りの製造方法から、大量生産の機械化を経て、
いけばな草月流の勅使河原宏氏によって芸術作品になるまでをご覧頂けます。
小曽原でしか語れない、土管の歴史をお見逃しなく!
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般200円、高校生以下および70歳以上は無料(団体30名以上で2割引) ※2月17日、3月17日は家庭の日 一般の入館も無料
場所 : 福井県陶芸館 資料館 1階 常設展示室
※本展はテーマ展です。特別展示室ではありません。
■関連企画
担当学芸員による展示解説(予約不要)
2月2・3日、17日、3月17日(日)
各日11時と14時から約30分程度
特別上映会(無料)
資料館ロビーにて
「県政ニュース 脚光あびる窯業―丹生郡宮崎村―」
【昭和33(1958)年製作、約3分】
資料集の販売
県内初となる福井県の土管についてまとめた資料集を受付にて販売しています。
ぜひお手にとってご覧下さい。
「福井県産土管の研究―丹生郡越前町小曽原を中心に―」
価格400円(税込)A5サイズ モノクロ72ページ
人間国宝 近藤悠三
― 鈍 固まり 花 開く ―
2018年10月6日(土)~12月2日(日)
福井県陶芸館の人間国宝展は、荒川豊蔵、濱田庄司、金重陶陽と行ってきた。その第4弾として近藤悠三の展示を行う。
近藤悠三は明治35年に宮内省の官吏であった近藤正平の三男として京都に生まれる。
12歳になり京都市陶磁器試験場付属伝習所の轆轤科に入った後、大正6年には同試験場で技手を勤めていた濱田庄司のもとで助手を勤めた。その後、濱田の推薦で、富本憲吉の助手と勤めたのちに、本格的に陶芸家として歩み始めることになる。近藤悠三の作品は初期には様々な手法を模索するが、昭和20年代後半からは独特な染付を確立する。何処か温かみのある、有機的なその染付からは氏の人間性が伺えるようであり、それは金彩を取り入れた50代以降も変わらない。今回の特別展では近藤悠三の作品を通し、その人間性をも知っていただけるような展示としたい。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般300円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 資料館 企画展示室
■関連企画
11/11(日) 14:00~
竹中浩氏による講演会「我が師 近藤悠三」
会場:福井県工業技術センター 窯業指導分所2階 会議室
料金:無料 ※要予約(お電話にてご予約ください)
■ギャラリートーク
11/18(日) 13:30~ 学芸員が展示の解説をします
(予約不要、入館券が必要です)
■展示期間中1階ロビーにて記録映画上映(無料)
上映作品「呉須三昧―近藤悠三の世界―」
【1983年製作、32分】企画/ポーラ伝統文化振興財団、製作/桜映画社
現代越前焼の先生たちⅡ
瀬戸 加藤清之
2018年7月7日(土)~9月2日(日)
福井県陶芸館 特別展『現代越前焼の先生達』シリーズの第2弾。『現代越前焼の先生達Ⅱ 瀬戸 加藤清之』を開催したします。
加藤清之氏は1973年(昭和48)より越前焼産地で技術指導を行っています。初指導から本年(平成30年)で45年。
これまで大型・創作陶器の成形・制作技術指導などを通して、多くの越前焼作家・窯元の育成に尽力されるとともに、現在も越前陶芸村内の福井県工業技術センター窯業指導分所、草月陶房において指導され、越前における陶磁器文化の発展にも貢献頂いています。
本展では加藤清之氏の制作作品(越前の土を用いた作品も含め)を指導業績などと共に展示・紹介します。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般300円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 資料館 企画展示室
■関連企画
7/21 10:00~ 加藤清之氏によるギャラリートーク
(企画展示室にて、予約不要、入館券必要)
7/22 14:00~ 加藤清之氏による記念講演会「越前土で制作すること」
(福井県工業技術センター窯業指導分所2F会議室にて、無料、予約不要)
加藤氏作の抹茶茶碗・銘々皿による呈茶
松華堂(愛知県半田市)のお菓子とお抹茶をお召し上がりいただけます。
(料金:500円、会場:福井県陶芸館 茶苑)
明治時代のふくい
- 近代のくらしとやきもの -
2018年4月7日(土)~6月3日(日)
福井県陶芸館の春期特別展示として、明治150年記念 明治時代のふくい―近代のくらしとやきもの―展を開催します。
平成30年は、明治元年から起算して150年の節目にあたります。これを受けて、当館では県内で作られたやきものに焦点をあてます。代表的な窯元である日渉園、葵園、氷坂焼などの製品を紹介します。越前焼は県内の伝統的工芸品として有名ですが、これまでの焼締陶器にとらわれない新しいやきものへの挑戦が伺えます。また、JR福井駅前の発掘調査で発見された汽車土瓶や駅売りの牛乳瓶、眼鏡や煙管、迷子札など、くらしの道具もあわせて約140点をご紹介します。本展示をご覧になり、明治時代のふくいを身近に感じていただけたらと思います。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般300円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 資料館 企画展示室
明治150年記念関連リンク
幕末明治福井150年博
https://fukui150.jp/event/
内閣官房「明治150年」関連施策推進室
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/meiji150/portal/
平成29年度秋期特別展
人間国宝 備前焼 金重陶陽
~島根県安来市加納美術館コレクションの世界~
2017年10月7日(土)~12月3日(日)
やきものの名家に生まれた金重陶陽は10代から30代までを「細工師(デコ師)」として、主に細工物の制作に励んだ。30代後半からはロクロによる茶陶(茶器)生産にシフトする。古備前・桃山陶の伝統的な土精製法・窯構造などを研究し伝統技術を探求する一方で、伝統をそのまま作品制作に取り入れることはせず、あくまで自身の基準で取捨選択・改良を行い、陶陽オリジナルの作品を作り上げていった。『窮すれば通ずる』。明治・大正・昭和初期と備前焼が下火になり、産地が「個人窯」・工場化と2極化していく衰退期に、「個人窯」として苦悩と挑戦により自身のカタチを作り上げていった陶陽。また陶陽作品は当時陶芸界の第一線で活躍していた荒川豊蔵、川喜多半泥子、10代三輪休雪、北大路魯山人、そして越前にゆかりのあるイサム・ノグチなど数多くの作家と親交を持ち、常に進化していった。その功績が讃えられ、1956年(昭和31)備前焼初の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。本展では陶陽の没後50年を迎えて、島根県安来市加納美術館コレクション72点より、改めて金重陶陽の偉業を回顧する。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般300円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 資料館 企画展示室
三回忌追悼特別展
木村盛和 ― 鉱物と結晶の世界 ―
2017年7月29日(土)~9月18日(月・祝)
木村盛一は大正10年、京都市に生まれました。京都市第二工業学校陶磁器科を卒業、京都国立陶磁器試験所にて職員として働きながら作陶と釉薬研究を開始し、昭和37年にはプラハ国際陶芸展にて佳作賞、昭和39年には日本伝統工芸展にて優秀賞(NHK会長賞)を受賞しました。
福井県には昭和51年に移住し、越前町佐々生に小倉見窯を構えます。「民間の試験場のよう」と評された工房にて、日本各地、または世界中から掘り出された鉱石をはじめとする原料を使い作陶に励むとともに、福井県の工芸を憂慮し、工芸懇話会を結成するなど後継者育成にも勤めました。平成12年からは福井県陶芸館の名誉館長も勤めています。
今回、福井県陶芸館では生涯現役を貫き、90歳を超えてなお自己の作品の進化を目指した木村盛和の作品を展示し、その鉱物と結晶の世界を幅広く紹介いたします。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般300円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 企画展示室
日本陶磁協会「現代陶芸奨励賞」
2017年7月4日(火)~7月17日(月・祝)
※10日(月)は休館
日本陶磁協会「現代陶芸奨励賞」は、陶芸部門(陶芸作品)および産業陶器(産業陶器)における優れた作品に対して贈られるもので、伝統からオブジェまで幅広い作品を対象とします。記念すべき第2回展示を石川・富山・福井で巡回します。この機会にぜひ足をお運び下さい。
場所 : 福井県陶芸館
時間 : 9:00~17:00(最終入館は16:30) ※10日(月)は休館
入館料 : 大人300円 団体30名以上240円 高校生以下無料
7月9日(日)13:00~
入選作家と森孝一氏(日本陶磁協会 常任理事)によるギャラリートーク
『福井県内の入選作品について」』
会 場:福井県陶芸館 茶苑 大広間
申込み:福井県陶芸館(0778-32-2174)にて事前に電話で受付
巡回展(作品は巡回展ごとに替わることがあります)
石川展 石川県立美術館 2017年6月1日(木)~6月11日(日)
富山展 富山市佐藤記念美術館 2017年6月15日(木)~6月30日(金)
九谷展 石川県九谷焼美術館 2017年9月1日(金)~9月18日(月・祝)
日本陶磁協会に関する問い合わせは以下の通り
公益財団法人 日本陶磁協会
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-9
http://www.j-ceramic.jp/
電話 03-3292-7124(代)
平成29年度春期特別展
梅藤哲朗 陶彫
2017年4月8日(土)~5月29日(月)
梅藤哲朗は1931年に坂井郡坂井町に生まれた。彫刻家雨田光平、画家小野忠弘に師事し彫刻の道に入ったが、1972年に陶芸に転じた。現在、やきものの彫刻“陶彫”の作品を作り続けている。今回の企画展では、86歳を迎える梅藤哲朗の作品を展示、その独自の世界観を紹介する。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般300円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 企画展示室
平成28年度秋期特別展
人間国宝 濱田庄司 「健かな美」
2016年10月1日(土)~11月27日(日)
濱田庄司は1955年に、荒川豊蔵、石黒宗麿、富本憲吉とともに第一回の重要無形文化財(人間国宝)の指定を受けました。その指定内容は民芸陶器です。
1894年に神奈川県に生まれた濱田庄司は、東京工業学校を卒業すると同時に先輩である河井寛次郎を追いかける形で京都市陶磁器試験場に入所し、技師として働き始めます。この京都でやきものの基礎を学ぶと共に、知り合ったバーナード・リーチから誘われ共に渡ったイギリスでは、工房や窯を築いて作陶を行うとともに、クラフト村ともいえるディッチリングの人びとから大きな影響を受けました。のちに帰国し、沖縄での作陶を経て、板谷波山の教示により知っていた益子を日本におけるディッチリングと位置付け、その腰を下ろし精力的に活動していきます。
濱田は自身の事を「京都で道をみつけ、英国ではじまり、沖縄で学び、益子で育った」と述べています。京都時代に学んだ土台となるやきものの基礎の上に、英国で受けた衝撃や沖縄壷屋の技術、益子の素材や伝統を盛り込み昇華した陶芸家 濱田庄司の神髄をぜひご堪能ください。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般300円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 企画展示室
平成28年度夏期特別展
福井城下の陶磁器
2016年7月16日(土)~8月15日(月)
福井城は、柴田勝家が築いた北庄城が豊臣秀吉によって焼きはらわれた後、関ヶ原の戦いを経て結城秀康が入部し、現在の福井県庁のある位置にあらたに築城された。この城は城と侍町を堀で囲む町屋郭外型の城下町を持ち、最大2万人をこえる町人が生活していました。
この城下町跡からの出土物には金属製品や木製品と共にさまざまな形態のやきものがあります。その産地も越前焼をはじめ、瀬戸、美濃、伊万里、唐津、備前、丹波、信楽、京都、萩、九谷などの国産陶磁器から、景徳鎮、漳州窯、龍泉窯などの中国陶磁器や南蛮のやきものまで見ることができます。
本展では福井駅周辺の連続立体交差事業に伴い実施された発掘調査により出土した陶磁器類89点を展示し、江戸時代における陶磁器の重要性を示す展示といたします。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般300円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 企画展示室
平成28年度春期特別展
古常滑と古越前
2016年4月9日(土)~5月30日(月)
常滑焼からの技術伝播により成立した越前焼きは成立当初、共通点(器形・器種・色調など)が多く産地の判別が困難とされる。しかし13世紀以降になると次第に常滑焼の影響が薄れて越前焼独自の変化を遂げ、室町時代後期には生産の最盛期を迎えた。今回福井県陶芸館では、平安時代末期から室町時代後期に製作された常滑焼・越前焼を展示し比較・紹介する。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般300円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 企画展示室
平成27年度秋期特別展
「陶彫今昔」沼田一雅と日本陶彫会の現在
2015年10月3日(土)~11月23日(月・祝)
福井県出身の彫刻家沼田一雅は、フランス国立セーヴル陶磁器研究所への留学、戦争中の物資不足などの影響により「やきものの彫刻」を模索し、「陶彫の父」と呼ばれました。その沼田一雅は戦後、同じ志を持った彫刻家 安藤士、木内克らとともに日本陶彫会を結成します。沼田一雅の陶彫作品は写実的であり、施釉し高火度焼成されたものが見られますが、フランスでテラコッタ技法に習熟した木内克により無釉で低火度焼成された陶彫作品が作られ陶彫も時代と共に変化していきます。今回、福井県陶芸館の特別展ではこの沼田一雅の作品と共に、結成から64年を迎える日本陶彫会の現在の作品を展示し、陶彫の歴史と変化を紹介します。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般300円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 企画展示室
平成27年度夏期特別展
古山子 小山冨士夫展
2015年7月18日(土)~8月30日(日)
小山冨士夫(1900-1975)は、「越前焼」の古窯跡調査を行い、「越前焼」を「日本六古窯」の1つに位置付けるとともに、「平等焼」・「織田焼」など異なった名称で呼ばれていたやきものを「越前焼」の名称に統一するなど、越前焼研究・振興に大きな功績を残した。 越前焼研究はその後、水野九右衛門が窯址の発掘や鎌倉時代の窖窯の再現・焼成実験を行うなど、小山の研究を更に発展させ、「越前焼」の新たな歴史・魅力の解明を行った。そのほか、小山は福井県敦賀市で作陶をしていた喜多村作太郎に、自身と石黒宗麿が研究していた貝灰・貝釉による作陶を勧めており、小山が越前(福井県)のやきものに多大な影響を与えた。 今回、福井県陶芸館では小山と越前(福井県)との関係も踏まえ、"作陶家としての小山冨士夫"に焦点を当て、作品を紹介する。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般500円、大学生250円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 企画展示室
平成27年度春期特別展
辻晋六・辻勘之 父子展
2015年4月18日(土)~5月31日(日)
辻晋六氏は、明治38年京都の洛北雲ヶ畑の素封家、波多野家の四男に生まれます。東京高等工業学校窯業科を卒業後、京都市立第二工業高校窯業科の教諭となり、その後京都の蛇ヶ谷に居を構え陶芸作家として活動しました。この同時期に越前焼は衰退しており、窯元数も限られていました。そこで福井県は昭和40年から技術指導を辻晋六氏に依頼し、轆轤、釉薬、商品開発など多岐にわたり当時の越前焼窯元は教えを受けました。昭和45年に来県された時には「長い間越前焼の指導をさせてもらったが、もう、わしが教えることはなくなった。これからは、時間をかけて若い人が育ってくるのを待つしかない(後略)」と述べられ、辻晋六氏はその年の11月に急逝されました。今回、福井県陶芸館では「現代越前焼の先生たち」という企画の第1弾として辻晋六氏と、その後を継いで越前焼の指導にあたった辻勘之氏の作品を展示し、現代越前焼への功績とともに紹介します。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般500円、大学生250円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 企画展示室
平成26年度秋期特別展
岡本太郎のやきもの展
2014年10月4日(土)~12月7日(日)
岡本太郎は「芸術は爆発だ」という有名な言葉と、大阪府吹田市で開催された日本万国博覧会(EXPO′70・大阪万博)での「太陽の塔」。メキシコで発見され東京都渋谷区に恒久展示されている壁画「明日の神話」などの代表作を残し、現在も日本を代表する芸術家として名を馳せています。ですが、その岡本太郎が越前と関わりのあったことはあまり知られていません。友人であったいけばな草月流三代家元勅使河原宏氏が越前陶芸村に構えた草月陶房に訪れ、『踊り』をはじめとする一連の越前陶土を使った作品群を製作し、陶芸村公園に関する提言も行っています。
本展ではこの越前陶土を使用し草月陶房で製作された岡本太郎作品を含む、岡本太郎のやきものを展示し、併せて岡本太郎の越前との関わりや、その考えを読み取る言葉をパネルによって紹介いたします。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般600円、大学生300円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
場所 : 福井県陶芸館 企画展示室
平成26年度夏期特別展
竹中浩 作陶展
2014年8月2日(土)~9月15日(月・祝)
竹中浩は昭和16(1941)年に東京で生まれましたが、すぐに転出。高校卒業までの多感な時期を福井県小浜市で過ごしました。福井県立若狭高等学校を卒業後、京都の美術専門書店 平安堂書店に就職しましたが、この頃出会った朝鮮陶磁の水滴に心惹かれ近藤悠三の門をたたきました。その後、近藤悠三門下で十年間徒弟奉公したのちに京都市山科区に窯を築き、白磁をはじめとして染付、鉄砂、色絵の作品をてがけており、また陶芸の世界に入るきっかけにもなった水滴をはじめとする文房具についても多種多様な作品を生み出しています。
今回、福井県陶芸館では、京都府指定無形文化財に認定され、日本を代表する白磁作家のひとりと評されている氏の近年の作品の中から、氏の代名詞ともいえる『白磁シノギ壷』を含む多彩な作品を展示し紹介いたします。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般500円、大学生250円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
期間中休館日 : 8月4日·11日·18日·25日、9月1日·8日
場所 : 福井県陶芸館 企画展示室
新規収蔵品展
陶彫ってスバラシイ
沼田一雅 船津英治 高山泰造 川俣征
2014年4月19日(土)~6月29日(日)
沼田一雅の作り出した陶彫作品と、その弟子であった船津英治、日本陶器彫刻家協会の設立に一雅と共に関わった高山泰造らの作品を展示し、陶彫の世界を紹介します。
時間 : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
入館料 : 一般500円、大学生250円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)
期間中休館日 : 4月21日·28日·5月7日·12日·19日·26日、6月2日·9日·16日・23日
場所 : 福井県陶芸館 2階 企画展示室