福井県陶芸館Fukui Prefectural Museum of Ceramics

TEL 0778-32-2174

〒916-0273 福井県丹生郡越前町小曽原120-61

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展覧会情報

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古山子 小山冨士夫展

平成27年度夏期特別展

古山子 小山冨士夫展

2015年7月18日(土)~8月30日(日)

小山冨士夫(1900-1975)は、「越前焼」の古窯跡調査を行い、「越前焼」を「日本六古窯」の1つに位置付けるとともに、「平等焼」・「織田焼」など異なった名称で呼ばれていたやきものを「越前焼」の名称に統一するなど、越前焼研究・振興に大きな功績を残した。  越前焼研究はその後、水野九右衛門が窯址の発掘や鎌倉時代の窖窯の再現・焼成実験を行うなど、小山の研究を更に発展させ、「越前焼」の新たな歴史・魅力の解明を行った。そのほか、小山は福井県敦賀市で作陶をしていた喜多村作太郎に、自身と石黒宗麿が研究していた貝灰・貝釉による作陶を勧めており、小山が越前(福井県)のやきものに多大な影響を与えた。 今回、福井県陶芸館では小山と越前(福井県)との関係も踏まえ、"作陶家としての小山冨士夫"に焦点を当て、作品を紹介する。

時間   : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)

入館料  : 一般500円、大学生250円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)

場所   : 福井県陶芸館 企画展示室

 

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辻晋六・辻勘之 父子展

平成27年度春期特別展

辻晋六・辻勘之 父子展

2015年4月18日(土)~5月31日(日)

辻晋六氏は、明治38年京都の洛北雲ヶ畑の素封家、波多野家の四男に生まれます。東京高等工業学校窯業科を卒業後、京都市立第二工業高校窯業科の教諭となり、その後京都の蛇ヶ谷に居を構え陶芸作家として活動しました。この同時期に越前焼は衰退しており、窯元数も限られていました。そこで福井県は昭和40年から技術指導を辻晋六氏に依頼し、轆轤、釉薬、商品開発など多岐にわたり当時の越前焼窯元は教えを受けました。昭和45年に来県された時には「長い間越前焼の指導をさせてもらったが、もう、わしが教えることはなくなった。これからは、時間をかけて若い人が育ってくるのを待つしかない(後略)」と述べられ、辻晋六氏はその年の11月に急逝されました。今回、福井県陶芸館では「現代越前焼の先生たち」という企画の第1弾として辻晋六氏と、その後を継いで越前焼の指導にあたった辻勘之氏の作品を展示し、現代越前焼への功績とともに紹介します。

時間   : 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)

入館料  : 一般500円、大学生250円、高校生以下無料(団体30名以上で2割引)

場所   : 福井県陶芸館 企画展示室

 

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